先週の日曜日11月10日は、我が家の完成引渡し日だった。当初引渡しのセレモニーが終わったら、ご近所への挨拶回りに行く予定をしていた。
 ところが、このセレモニーが予想以上に時間がかかり、ジイとバアは疲れてしまってこの日17日になった次第である。
 近所の範囲は、組といわれている200メートルほどのエリアに住んでいる我が家を入れて9軒の集落である。
 まず最初に一番東側で我が家の奥にあたるMさんのところへ伺った。この家には、工事中何かとご迷惑をかけたお宅である。
 あいさつもほどほどに、まず先制パンチをいただいた。
 Mさんの家は我が家の奥にある家で、基礎工事のときに工事屋が重機を搬入した際Mさん宅への進入道路の一部を壊してしまった。公道とはいえ我が家の工事で壊したので、ホクシンハウスには、工事が終わったら直すように言ってあった。そのことをあいさつで申し上げたら、そればかりか道路きわに植えた植栽についても車がこすってしまう、と指摘を受けた。
 次にご近所への対応の仕方をいろいろ教わった。Mさん自身が10年ほど前にこちらに転入したらしく、そのときの経験を交えて親切にいろいろ教えてくれた。
 最後に、我が家の玄関は西向きに作ったのだが、このあたりは西側が緩やかな谷になっていて、冬の雪はこの谷側から吹き上げるように吹付けるよ、とのことである。暗に西側玄関が開けられないこともあるよ、ということらしい。住んだことのないジイとバアにとっては、北側の風雪を意識して家の作りを考えたけれど、西から攻められることは全く考えていなかった。そういわれてご近所を見ると確かに北側より西側の防御が固いように見える。でも、いまさら家を作りかえるわけにはいかない。この一冬経験してみてから、対策を講じようということにした。
 次に、我が家の入り口にある一番近い家であるHさんのお宅に伺った。この家の脇に我が家より少し早く着工して、完成した平屋の家があったので、そちらのあいさつをしてから伺ったら同じ人が出てきたので驚いた。なんと新しい家は弟さんが分家で建てたとのことである。
 このHさんには次の週に大変お世話になった。我が家の西側の玄関へ通じる道路は未舗装で、今まで我が家の南側に1軒だけあるAさんの家しか使わない道路で、車の輪達で中央が高くなっていて車高の低い車だとこすりそうだったのを、重機を使って均してくれたのである。もちろんこれは一方的な親切というわけではない。我が家の土地は以前に住宅があった所で、道路との境界には昔はどこにでもあった境界杭に代る木が植えられていた。その名残の木の根があるためこの道を通る車がそれを避けてHさんの畑に入ってしまうのを避けるためでもある。それにしても早速重機を出してやってくれたのはHさん流のあいさつだと解釈した。
 次は、この道路の先にあるAさん。すでにご主人をなくされ、お一人暮しのおばあさんである。我が家の南側の家の前から先の松林までこのAさんの所有になるらしい。Aさんの土地を我が家で借景しているということだ。
 Aさんは次の週、新築祝いにきれいな蘭の花を届けてくれた。家の中に入ってもらった。ご近所のかたで初めて我が家の中へ招じ入れたのは、Aさんとなった。家を造っているときからどんな人が来るのか気になっていたらしい。たまたま、次女が孫娘を連れてきていたときに見かけたらしく、若い人が住むようにるのかと思っていたという。住むようになればいい話し相手になりそうな人である。
 次に伺ったのはこの組の組長さんで、かつ地区全体の区長をしているTさんのお宅である。最初に伺ったときはお留守で、たまたまHさんの畑でトラクターを動かしている人が、昼時にTさんの家にトラクターで帰っていくところを見かけたので、今だ!とばかりに再訪問した次第である。
 Tさんご夫婦は手広く農業をしており、我が家の西側に広がるHさんの家の畑も借りて耕作しているらしい。それで、耕作のかたわら毎日のように我が家の工事の様子をみていて、手抜きもせずきっちり仕事をしているという印象を持ったということである。北信商建(ホクシンハウス)の懇意の人が建てているのだと思ったとのことである。
 区長をしているTさんとは、最近の北御牧村と東部町との合併話に花が咲いた。合併問題では、ジイが仕事をしている上尾市のほうが、どちらかといえばさいたま市との合併問題で大揺れになった合併話の大先輩なのだから・・・。
 話の合間に奥さんが出してくれた御茶受けの野沢菜、柿、洋ナシのラフランスのおいしかったこと!
 バアは黙々とそれをご馳走になっていた
 ところで、数年は週末だけの利用で、住民票の移動は5年後であることもお話し、それまでは地域の交わりには十分な形では出来ないけれどもよろしく、ということで了解をいただいた。区長さんも、この地区には他にも村が分譲した土地に家を建てたけれども住民登録をしておらず、地域の活動に参加していない事例もあるので、同じようにいずれ正式に移動してきてから地域のお付き合いをしてもらいましょう、ということにしてもらった。
 その他3軒の挨拶回りをすませ、まず最初の大仕事は何とか無事に終わったが、冬の寒さと雪は予想以上のようでジイとバアともに少し気が重くなった。でもそれも覚悟の上の土地の購入と家の建設なのだ。
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2002年11月17日(日)
近所への挨拶回り